シン・エヴァンゲリオンは最高でした【ネタバレあり】

シン・エヴァを観た。結論を言うと良かった。

ネタバレなしで良かった点を言うと、地味な良い邦画によくある心情とか成長が良かった、エヴァのアクションが良かった(特に空中戦のカメラワークとか)、ぶん投げずにキレイに完結させてたところが特に良かった。

 

す。

 

1.綾波が人の心を得ていく過程が良かった

今作は人間讃歌ですね。辛いことと楽しいことが交代交代で来て、生きてるってすばらしい。そのメッセージが、村人との生活を通じて、綾波と観客にたっぷり伝わりました。

「明日も生きたかった。」そのメッセージが最期で、最高に泣けました。

 

2.鬱のシンジと庵野監督が立ち直って良かった

Qで傷つきましたからね、二人とも。

みんなに叩かれて大変でしたね、二人とも。

鬱はまずは時間で解決するし、あたたかく見守ってほしい。そして、自分が何をしててもしなくても、ただそこにいるだけで肯定してほしい。

「君のことが好き」

「友達だから、ただ君がいてくれるだけでうれしい」

「やるだけやって十分よくやってる。たまたま裏目に出てしまっただけ」

「君一人に背負わせてしまった。本当は私たちも背負うべきだった」

ぜんぶ鬱病のクスリになる言葉ですね。

今までの作品は「シンジの境遇ならではの、親子関係や思春期のウジウジ」だったけど、今回は「落ち込んだ後の普遍的なウジウジ」になってて良かった。

 

3.エヴァの戦闘をもっと観たかった

最初の空中戦がめちゃくちゃ良かった。カメラワークがグルングルンして空中戦らしさが出てた。

艦隊の戦闘シーンとか省いていいよなぁ…(個人の感想です)。

内容が、発進!被弾(ドゴーン)!砲撃開始(ボンボン)!体当たりだ(ドカーン)!て、艦隊に可動域とかないし、爆発と衝撃でしか派手さ出せないんだもん…。

あとゲンドウvsシンジの13号機vs初号機も、王道作品ならもっとバッチリ描くし、少年ジャンプ脳の自分はもっと観たかった。

同じタイプの機体で、親が主人公の上位互換みたいな感じで強くて(今までの主人公の動きのオマージュの技出して、さすが父親で似てるぜ感でニヤニヤしたり。主人公の得意技を見せたら「本来はこういう技だ」と真の技の力を見せつけられたり)、親にとどめを刺す瞬間にはカタルシスと苦悩が良いバランスで同時にやってくる、みたいなのが観たかった。

背景の建物がジオラマだったのや変な場所でのバトルには賛否両論ありそうだけど、賛成だ。裏宇宙だからって説明あったから何でもアリだよ。マジメに建物が崩れる様子とか作ってたら製作にさらに何年もかかっちゃうだろ。でも裏宇宙を理解するまで時間がかかったので、そこからもう少し観たかった。

 

4.キレイに完結させて良かった

アニメ版の終わり方をきっちり具体化した感じだった。

アニメ版の終わり方は急に学園モノ日常回になって、しかもシンジがまわりに囲まれて拍手されてるやつ。賛否両論あった。

「昔からこういう感じで終わらせたかった」という想いが伝わってきた。映画ではシンジがまわりに受け止められ、日常を取り戻す終わり方でキレイにまとまってた。

 

5.マリエンドはパラレルワールドの1つだし、みんなケンカすんなよというメッセージ

カヲル関連で、ループ説やパラレルワールド説があるが、今回それが補強された。

たぶん、昔なんか貞本さんとモメたから、「それぞれ別の世界」ってことで和解したいんじゃないかな。

シンの作中では、手をつなぐのが「仲良くなるためのおまじない」として出てきている。

そしてマリは新劇場版にしか出てこないキャラクター。

一人称視点でマリと手をつなぐラストは、観客への「新劇場版とも仲良くしてね」というメッセージ。

庵野さんがここまで言うなら、シン・エヴァ最高!って僕も言いますよ。(実際良かった)