ハンターハンター連載再開の理由とは!?冨樫神の狂信者が考察

ハンターハンターがついにジャンプで来週から連載再開する!熱狂的ファンの私には嬉しい。

アスタ、アマナ、マンヘイム。コミックスで確認してみな、俺がどれだけのファンかわかるぜ(ゲンスルー風)。


作者の冨樫神は、幽遊白書の大ヒットとセーラームーン作者との結婚で、正直もう働かなくて良いくらいのお金を持っているはずだ。

異教徒は「冨樫仕事しろ」なぞ神への冒涜をただちにやめ、続きを描いていただけることに感謝し、ともに感謝の正拳突きをしよう。(音とブログ読書を置き去りにした)


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重度の腰痛を持つのに、なぜ現人神である冨樫神は新たな聖典の1ページを描いてくれるのか。神のご慈悲でもなく私の祈りが通じたわけでもなく「新しい面白さの提案を世の中にしたい」という創造神ゆえの御心があるのではないだろうか。狂信者(熱狂的ファン)である私がまとめた。



1.強い敵は人間ドラマにしちゃえ!王の倒し方


キメラアント編の王は強くしすぎた。それ故、人間の怖さを自爆と毒で思い知らせて、少女コムギの膝の上で息を引き取った。

この終わり方は賛否両論あった。もちろん私は賛だが、理由はバトルマンガの限界を超えたことにある。

敵を倒すためには、策略やラッキーを除けば、敵より味方が強いことが一番納得性がある。ただ、最初から実力で相手より強いと順当な勝利で盛り上がらない。最初苦戦して、戦闘中の覚醒などで相手より強くなると、現代では御都合主義と言われる(文句を言う読者が少ない昭和は後者のパターンが非常に多かった)。

つまり、強い敵を倒すには、現代だとどうしても読者が冷めるのだ。順当に勝つか御都合主義で勝つかのどちらかが主流になる。

だからもう実力とか無視して自爆しちゃえ毒でやっちゃえーい。勝利にはドラマが必要だが、勝つまでのドラマじゃなくて人間ドラマにしちゃえ。この提案は新しい発明だ。どんなに強い敵を出しても漫画家はもう「倒し方の納得性」にこだわらなくて良くて、面白さに集中できる。

キメラアント編は途中途中、キレの良いところで休載していた。王の倒し方もそうだし、覚醒に前借り要素を付けるという新しいゴンさん化もキレの良い1セットの中心だった。

そのため、この発明などを提案しきるまでをセットで連載し、休載に入るというサイクルだったと考えられる。



2.個の強さでなく生き残る強さ!暗黒大陸編!


暗黒大陸では、ネテロが追い求めたタイマンバトルに勝つような個の強さではなく、過酷な環境でも生き残る強さというものが提示された。

ジャンププラスで連載中のマグメルがコミックスになる時、冨樫絶賛!と帯になった。まさに暗黒大陸編を継ぐものとして、こういうマンガが読みたかったから提案して待ってたとしか思えない。

最近はジャンプ本誌でもドクターストーンが人気だ。生き残る強さの作品はまだ数少ないが、もっと読みたい。



3.神話〜冨樫神の少年時代〜


冨樫神が子供の頃の話。神の昔の話だから神話だなこれ。ボードゲームやカードゲームを自分たちで作って遊んでいたそうだ。

面白さのバリエーションや、自分で面白さを発明することは、この時の経験で培ったのだろう。グリードアイランド編面白かったよね。



以上から、「新たな面白さの提案をしたい」が冨樫神の連載再開の理由だと考える。10週だけでまた休載、20週だけでまた休載などと話数だけでみると少ないが、その1セットごとに「1つの面白さの提案」が入っていることに注目をしたい。